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名号の不思議01

光明修養会上首 河波 定昌 本年1は法然上人滅後800回忌を迎えることになりました。そして法然上人の出現は浄土宗の開創、すなわち「南無阿弥陀仏」の名号によってすべての人びとが救われてゆくというただその一点に集約されるとこ

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お坊さんと竜の夫婦のお話 4

先月号のつづき。 幡随意【ばんずいい】上人に危険がせまっています。それを龍が知らせたところ、上人はまず弟子を先に他の地に逃がそうとしています。弟子の一人が、 「私たちはお師匠さまのそばにいてあなたを守ります。それで殺され

カテゴリー: 子供と一緒に, 月刊誌「ひかり」, 法話

お坊さんと竜の夫婦のお話 3

先月号では、幡随意上人と龍の夫婦のお話をしました。今月号はそのつづき。 幡随意【ばんずいい】上人が龍を救った時代は、日本が戦争ばかりしていた危険ととなりあわせの時代でした。 あるとき、幡随意上人は新潟県の林泉寺というお寺

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ご回向いたしましょう

今年は、法然上人が亡くなられてから八百年、大遠忌(だいおんき)の年にあたります。法然上人は、その御遺訓(ごゆいくん)の「一枚起請文」の中で、どんなに学んでも「一文不知」であると反省されております。 東日本の大震災の報道を

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見えないのに見えている

私達は通常、視覚は一つだと思っています。しかし最近の研究で、視覚には大きく分けて二つあることがわかってきています。1 一つの視覚は私達が通常視覚と思っているものです。これは意識することができます。 しかしもう一つの視覚は

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暗黙知

ハンガリーの哲学者マイケル・ポランニーの有名な言葉に「暗黙知」(あんもくち)があります。暗黙知とは、言葉では説明できないような知識を意味しています。たとえば、自転車の乗り方は、言葉ではとても説明できません。お父さんやお母

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真心に阿弥陀様をお迎えしましょう

阿弥陀様は、心から信じ願って私の国(極楽)に生まれたいと欲したならば、一生涯を尽くすお念仏から十声一声のお念仏であっても、必ず往生すると誓われています。 その誓いに大安心を得て、この愚かな私を救って下さる阿弥陀様を親のよ

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アミタ(はからいを超えた命の根源)

私達が、物を見たとき、音を聴いたとき、物がこのように見えること、音がこのように聞こえることはとても不可思議なことです。 現代科学では、目・耳と脳の働きによって、物が見え、音が聞こえると説明します。 しかし、目や耳、そして

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不離仏・値遇仏

大願寺を開かれた浄土宗二祖にあたる聖光(鎮西)上人の『徹選択集』というお書物に 問うて曰く、念仏三昧(ねんぶつざんまい)とは何の義ぞや。 答えて曰く、念仏三昧とはこれ不離仏(ふりぶつ)の義なり。 問うて曰く、不離仏とは何

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柔らかな心

信仰とはまず柔らかな心を持つことです。 「私の信じている事のみが正しい。他は正しくない」というのは柔らかな心ではありません。このような心のことを仏教では邪見・偏見といい、争いの原因になります。 私達の計らいを超えた阿弥陀

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