誤解の余地はないと思うが、さらにダメ押しをしておくなら、この「他人が独我論的世界観を持つことは独我論に反する」という考えもまた、他人が持てば独我論に反する。そして、この構造はどこまでも反復し、どの段階であれ自他に共通の地…
誤解の余地はないと思うが、さらにダメ押しをしておくなら、この「他人が独我論的世界観を持つことは独我論に反する」という考えもまた、他人が持てば独我論に反する。そして、この構造はどこまでも反復し、どの段階であれ自他に共通の地…
極楽を想像し阿弥陀様を慕いすること 私たちは、あれをすれば良い、これをしては駄目ということを分かっていても、実際には出来ないことが多いものです。お念仏だって例外ではありません。そのできない原因の一つがイメージ不足です。大…
お釈迦さまが、インドのマガダ国という農業が盛んな国にいたときのお話です。お釈迦さまが手に鉢を持ち、家々をめぐり、食べ物をいただく托鉢という修行をしていました。 しかし、その時期はちょうど農家は、田を耕し、そして種をまく忙…
中井常次郎著『乳房のひととせ』上巻より その1 はしがき 弁栄上人に依って、みたま〈御霊〉の乳房を恵まれた自分は、西本願寺派の門徒、篤き信者の代々続く家庭に育てられた。父母が朝夕のみほとけへのおつとめに誘われ、としより…