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甘い蜜 その1

甘い蜜 その一 仏教の古いお話を一つ紹介するね。 昔、ある国に罪人の男がいました。その男は死刑が間近に迫って来たのを恐れて、番人のすきを見て牢屋から脱走しました。しかし、牢屋の番人がその事に気づき、凶暴な白い象を放って、

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根源(アルケー)に還る  その4

さきに阿弥陀様(大ミオヤ)のみ許に還ることによって私たちが私たち自身に還ることについて述べました。いわゆる真実の自己を回復するのです。中世では浄土に往生することが主眼となって私たち一人ひとりの主体性の問題については必ずし

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夏休みと人生

みんな、夏休みの宿題、ちゃんと終わらせたかな? 僕が子供のころを思い出すと、こんな友だちがいたけれど、今も同じかな? 夏休みの終わるギリギリに、泣きながらがんばっていた人 計画をたて、ほぼその通りに宿題をこなし、充実した

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根源(アルケー)に還る  その3

田中木叉上人の『心田田植歌』の中に、「ふるさと」と題して、   いくよ流転の波まくら     ゆられゆられていつまでか   うきさすらいの旅の空     ふるさと恋し親恋いし の歌があります。「ふるさと恋いし」とあるよう

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根源(アルケー)に還る  その2

古代ギリシァ人たちは最初は豊かな神々の世界(神話の世界)に生きていました。いわゆる多神教と称せられる世界であります。多神教における神々の豊かさはそのまま人間の精神の豊かさに連なり、たとえばその最高主神たるゼウスの神に連な

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お布施のこころ(その3)

そのお電話が終わりしばらくたったある日、その夫婦から連絡があり、改めて結婚式をすることになりました。 そこで、天国のお父さんにも空から見ていただきたいということで、建物の中ではなく、きれいなお庭で行うことになりました。し

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根源(アルケー)に還る  その1

今回は1「根源に還る」のテーマでお話させていただきます。ここで根源とは万物の根源のことですが、また、同時に何よりも私自身にとっての根源でもあります。すなわち、私自身がそこから生まれ出た根源であります。 そのことを最初に問

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お布施のこころ(その2)

「一ヶ月後に結婚式を挙げたいんです。」 結婚式の計画をたてることをお仕事としている有賀明美さんのもとに、新婦になる女性からそんな電話がありました。普通であれば、一年前や半年前くらいに予約して、ゆっくり時間をかけて計画する

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お布施のこころ(その1)

お布施とは何か相手のためにしてあげることを言います 物をあげることもお布施 そして、お金をあげるのもお布施 でもそれだけがお布施じゃないんだなぁー 電車やバスで席をゆずってあげるのも 友だちが幸せなときに いっしょにニコ

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東西霊性文化と光明主義

弁栄聖者の光明主義は新しい時代を開く宗教であります。しかしながら、その宗教は決してただ単なる未来に向かっての新しいだけの、いわゆるダーウィンやマルクス等にみられるような進化論的な宗教にとどまるものではありません。同時にそ

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