◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教)〈つづき〉 ◇当麻山無量光寺 一月二十七日の午前中に、久保山の別時が終った。自分は午後、奥村弁誡〈後の山崎弁誡〉さんと連れ、弁栄上人のお供をして当麻山へ向かい、横浜を立っ…
◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教)〈つづき〉 ◇当麻山無量光寺 一月二十七日の午前中に、久保山の別時が終った。自分は午後、奥村弁誡〈後の山崎弁誡〉さんと連れ、弁栄上人のお供をして当麻山へ向かい、横浜を立っ…
1 多くの場合、光明主義は浄土宗の改革運動としてみられています。殆どの浄土宗の僧侶たちもそのように思っています。筆者自身も全くその通りで、浄土宗僧籍があり、光明主義が伝統的浄土宗の変革運動であると思っています。 しかしな…
おシャカさまがあるとき、布をいろんな色にそめる染物屋さんを思いうかべながら、お弟子さんにお話ししました。 みなさん、ここによごれた布があったとします。 それを染物屋さんが、青や赤、そして黄色にそめようとします。その布はど…
心の脳の問題を考えるにあたり重要であることは 「脳によって心が生じる」という言葉の意味するところです。 仏教においては、実は「脳」と「心」の関係ははっきりしていませんが、 仮に縁起思想によって解釈すれば、 「脳に縁って心…
一流の理論家というのは実に謙虚です。自分はこういう精緻な理論をつくった、しかしそれですべての事象が説明できるなんて考えていない。本物の理論家は、理論の適用限界をいつも意識しています。 週刊東洋経済 第6142号 長老の智…
あなたも仕事のうえで、専門用語を無意識に使っていませんか。相手が大人ですと、わからなくてもわかったふりをして聞いていることがあるので、自分では「相手に理解してもらえている」と勝手に思い込んで説明をしていたが実はまったく伝…
延々と積み重ねてきた科学的知見から総合的に判断すると、人間はただのロボットで、心はただの幻想、死は単なるロボットのスイッチオフだと考えるしかない。もはや抜け道はない。そう思える。 「本」(講談社 読書人の雑誌2 第38巻…
◇〈聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教) 〈つづき〉 ▽次の日のお話〈二十六日〉 如来様から頂いた最も大切なものは霊性である。与えられた命の時間を如来の思し召しに叶うように、有益に使えば三世諸仏のように尊い仏となる…