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名号の不思議01

光明修養会上首 河波 定昌 本年1は法然上人滅後800回忌を迎えることになりました。そして法然上人の出現は浄土宗の開創、すなわち「南無阿弥陀仏」の名号によってすべての人びとが救われてゆくというただその一点に集約されるとこ

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お坊さんと竜の夫婦のお話 4

先月号のつづき。 幡随意【ばんずいい】上人に危険がせまっています。それを龍が知らせたところ、上人はまず弟子を先に他の地に逃がそうとしています。弟子の一人が、 「私たちはお師匠さまのそばにいてあなたを守ります。それで殺され

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弁栄聖者の俤(おもかげ)16

熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』10 随行記(つづき) こうして信仰上のお育ても、聖者御自身のお考えで引きずられるような主義でなく、ひとりでに悟り、精進せずにはいられぬ様にお仕向けになるのでした。その頃一にも二にもデモ

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ひかり2012年03月号

ひかり誌2012年03月号表紙

弁栄聖者 今月の御道詠 うつしをく かりのすがたは さもあらばあれ  心にはただ なむあみだ仏 『日本の光』 05 光明会各会所年間行事 06 聖者の俤(おもかげ)其十五 熊野 好月 08 子供と一緒に学びましょう 25

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お坊さんと竜の夫婦のお話 3

先月号では、幡随意上人と龍の夫婦のお話をしました。今月号はそのつづき。 幡随意【ばんずいい】上人が龍を救った時代は、日本が戦争ばかりしていた危険ととなりあわせの時代でした。 あるとき、幡随意上人は新潟県の林泉寺というお寺

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弁栄聖者の俤(おもかげ)15

熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』9 随行記(つづき) 仮の画室にあてられた庫裡の二階、そこは二十帖程の畳がしかれて学園の教室に続いていました。明け放たれた窓からは相模の川風が新鮮な緑の樹蔭を通って惜げもなく吹きこんで来

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ご回向いたしましょう

今年は、法然上人が亡くなられてから八百年、大遠忌(だいおんき)の年にあたります。法然上人は、その御遺訓(ごゆいくん)の「一枚起請文」の中で、どんなに学んでも「一文不知」であると反省されております。 東日本の大震災の報道を

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見えないのに見えている

私達は通常、視覚は一つだと思っています。しかし最近の研究で、視覚には大きく分けて二つあることがわかってきています。1 一つの視覚は私達が通常視覚と思っているものです。これは意識することができます。 しかしもう一つの視覚は

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暗黙知

ハンガリーの哲学者マイケル・ポランニーの有名な言葉に「暗黙知」(あんもくち)があります。暗黙知とは、言葉では説明できないような知識を意味しています。たとえば、自転車の乗り方は、言葉ではとても説明できません。お父さんやお母

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真心に阿弥陀様をお迎えしましょう

阿弥陀様は、心から信じ願って私の国(極楽)に生まれたいと欲したならば、一生涯を尽くすお念仏から十声一声のお念仏であっても、必ず往生すると誓われています。 その誓いに大安心を得て、この愚かな私を救って下さる阿弥陀様を親のよ

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