「ふみにじる」ということば、知ってるよね。 「友達のやさしさをふみにじる」そんな使い方をするよね。 そのことばの元は、人の心のことではなく、お花などの植物をふんでめちゃめちゃにするという意味です。「にじる」というのは、じ…
「ふみにじる」ということば、知ってるよね。 「友達のやさしさをふみにじる」そんな使い方をするよね。 そのことばの元は、人の心のことではなく、お花などの植物をふんでめちゃめちゃにするという意味です。「にじる」というのは、じ…
──第3節 光明主義は縄文的霊性の完成── 光明主義には弥生的霊性の完成にとどまらず、それをも突きぬけて縄文的霊性の完成の意義もあります。 弁栄聖者の霊性や鈴木大拙博士の「日本的霊性」にもみられるように、日本には霊性の豊…
現在を変える 南無阿弥陀仏とお念仏をお称えする人は、いつも心の中に阿弥陀様が住んでくださいます。 しかし私たちは凡夫ですから阿弥陀様が心に住んでくださっていても、ついつい悪い心がおこってしまいますね。 ですが、阿弥陀様が…
──第2二節 光明主義は弥生文化(稲作)的霊性の完成── さきに日本文化の重層的立体性の構造について述べました。即ち大乗仏教的地平、その背景に弥生(稲作)の文化の地平、そして更にその奥底に縄文的文化が存在していて、それら…
おシャカさまが、布のたとえの話をおえると、スンダリカという人が質問しました。 「では、おシャカさま、パーフカー河にいきましょうか?」 昔からインドでは、水に心をきれいにする力があると信じられ、河の水につかる習慣があります…
1 多くの場合、光明主義は浄土宗の改革運動としてみられています。殆どの浄土宗の僧侶たちもそのように思っています。筆者自身も全くその通りで、浄土宗僧籍があり、光明主義が伝統的浄土宗の変革運動であると思っています。 しかしな…
おシャカさまがあるとき、布をいろんな色にそめる染物屋さんを思いうかべながら、お弟子さんにお話ししました。 みなさん、ここによごれた布があったとします。 それを染物屋さんが、青や赤、そして黄色にそめようとします。その布はど…
◇〈聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教) 〈つづき〉 ▽次の日のお話〈二十六日〉 如来様から頂いた最も大切なものは霊性である。与えられた命の時間を如来の思し召しに叶うように、有益に使えば三世諸仏のように尊い仏となる…
──第1節 応声即現、そして同時(処・事)性へ── 「応声即現(おうしょうそくげん)」とは、すなわち「声に応じて阿弥陀仏が即現したまう」の意味である。このことばは善導大師が『観無量寿経疏』(定善義)の第七華座観に説かれて…