◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教)〈つづき〉 ▽授戒 一月二十八日の朝八時から授戒会が始まった。本堂には三昧仏が掛けられ、幕が張りめぐらされ、四、五十人の信者が集まった。念仏を申し、礼拝儀を称え、お説教を…
◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教)〈つづき〉 ▽授戒 一月二十八日の朝八時から授戒会が始まった。本堂には三昧仏が掛けられ、幕が張りめぐらされ、四、五十人の信者が集まった。念仏を申し、礼拝儀を称え、お説教を…
──第2二節 光明主義は弥生文化(稲作)的霊性の完成── さきに日本文化の重層的立体性の構造について述べました。即ち大乗仏教的地平、その背景に弥生(稲作)の文化の地平、そして更にその奥底に縄文的文化が存在していて、それら…
おシャカさまが、布のたとえの話をおえると、スンダリカという人が質問しました。 「では、おシャカさま、パーフカー河にいきましょうか?」 昔からインドでは、水に心をきれいにする力があると信じられ、河の水につかる習慣があります…
◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教)〈つづき〉 ◇当麻山無量光寺 一月二十七日の午前中に、久保山の別時が終った。自分は午後、奥村弁誡〈後の山崎弁誡〉さんと連れ、弁栄上人のお供をして当麻山へ向かい、横浜を立っ…
1 多くの場合、光明主義は浄土宗の改革運動としてみられています。殆どの浄土宗の僧侶たちもそのように思っています。筆者自身も全くその通りで、浄土宗僧籍があり、光明主義が伝統的浄土宗の変革運動であると思っています。 しかしな…
おシャカさまがあるとき、布をいろんな色にそめる染物屋さんを思いうかべながら、お弟子さんにお話ししました。 みなさん、ここによごれた布があったとします。 それを染物屋さんが、青や赤、そして黄色にそめようとします。その布はど…
◇〈聖者ご法話〉聞き書き その一(別時の説教) 〈つづき〉 ▽次の日のお話〈二十六日〉 如来様から頂いた最も大切なものは霊性である。与えられた命の時間を如来の思し召しに叶うように、有益に使えば三世諸仏のように尊い仏となる…