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相手に応じたアドバイス(対機説法)その一

お釈迦さまは、弟子や信者の方が正しい道を歩むために、その人に応じたお説法をされました。 その弟子の中に、ウパリという者がいました。彼は僧侶となる前、身分が低く、学問などせず、ただ一生懸命、人にお仕えすることが仕事でした。

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お釈迦さまと農家との対話(2)

農家に、 「あなたが田を耕したり種をまいたりする姿を見たことはないぞ。いったいあなたの鋤(田をたがやす道具)はどこにあるんだ? あなたの牛はどこにいるんだ? またあなたはいったいどんな種をまいているんだ?」 そのように問

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お釈迦さまと農家との対話(1)

お釈迦さまが、インドのマガダ国という農業が盛んな国にいたときのお話です。お釈迦さまが手に鉢を持ち、家々をめぐり、食べ物をいただく托鉢という修行をしていました。 しかし、その時期はちょうど農家は、田を耕し、そして種をまく忙

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怒っている人に

お釈迦さまが王舎城の近く、竹林精舎というところにいたときのこと。そこに、バラモン教の僧侶の男がやってきました。どうやら、その男の家族が、バラモン教を捨てて、仏教の僧侶になったことに腹をたてているようです。 その男がお釈迦

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お盆のお話

お盆といえば、お寺にお参りしたり、お墓にお参りしたり、お仏壇をしっかりとお参りをする日です。 この「お盆」という言葉はもともと「ウランバーナ」といって「つらい苦しみ」という意味なのです。 その「お盆」の由来はお釈迦さまの

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見まもるほとけさま2

ヒロくんとお父さんは食べものに困りスイカ畑へいきました。 そして、畑の通路のこかげにヒロくんをかくれさせ、 「いいか、だれか人がこないか、ここでちゃんと見張っているんだぞ」 そういうと、お父さんは畑の奥に入っていきました

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見まもるほとけさま1

あるところに、お父さんと 小学生の息子「ヒロくん」の親子がいました。 親子はお寺に時々おまいりし、 手を合わせ「なむあみだぶつ」とお称えしたり、 仏教の歌を歌ったりするのが大好きです。 そのお父さん、悲しいことに、 いま

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いただきもの

「ピンポーン」家のインターホンが鳴りました。 お母さんが「どちらさんですか」 とたずねると、外のお兄さんが、 「こんにちは、宅配便です。お荷物おとどけにまいりました」 ドアを開けてみると、 ダンボールをもった宅配便のお兄

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お坊さんと竜の夫婦のお話 4

先月号のつづき。 幡随意【ばんずいい】上人に危険がせまっています。それを龍が知らせたところ、上人はまず弟子を先に他の地に逃がそうとしています。弟子の一人が、 「私たちはお師匠さまのそばにいてあなたを守ります。それで殺され

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お坊さんと竜の夫婦のお話 3

先月号では、幡随意上人と龍の夫婦のお話をしました。今月号はそのつづき。 幡随意【ばんずいい】上人が龍を救った時代は、日本が戦争ばかりしていた危険ととなりあわせの時代でした。 あるとき、幡随意上人は新潟県の林泉寺というお寺

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