熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』15 随行記(つづき) 寺内の方々の連日連夜の御看護のおつかれをしばらくでも代わらせて載きたく、早速お枕辺に侍する事になり、お念仏申し申しむくんでいるお足をおさすりしたり、氷のうをかえ…
熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』15 随行記(つづき) 寺内の方々の連日連夜の御看護のおつかれをしばらくでも代わらせて載きたく、早速お枕辺に侍する事になり、お念仏申し申しむくんでいるお足をおさすりしたり、氷のうをかえ…
──超越即内在の動態(ダイナミズム)── 光明修養会上首 河波 定昌 名号はあらゆる人間のいとなみの中でも実に不思議の極みであります。副題に掲げた超越即内在(あるいは内在即超越)における殆ど死語ともなっている超越や内在と…
動機づけにおけるドーパミンの役割 長い間、中脳腹側被蓋野から前脳基底部に至るドーパミンニューロンの投射は、快楽報酬 hedonic reward, 別の言葉でいえば快感を伝えると信じられていた。摂食行動の場合,ドーパミ…
お盆といえば、お寺にお参りしたり、お墓にお参りしたり、お仏壇をしっかりとお参りをする日です。 この「お盆」という言葉はもともと「ウランバーナ」といって「つらい苦しみ」という意味なのです。 その「お盆」の由来はお釈迦さまの…
熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』14 随行記(つづき) 佐々木上人様や大谷象平様が引きつづきお供を遊ばしてかの長野での御いたましい御苦労もこの御旅の途中であったと承りました。 聖者かねてよくこのように仰せられました。…
お経を読むこと 南無阿弥陀仏とお念仏をお称(とな)えすることは、私の力ではなく、阿弥陀様のもっとも勝れた力を頼りに救われていくものですから、本来他の難しい修行は必要ありません。 しかし、そんな強力なお念仏であっても、私た…
熊野好月著『さえられぬ光に遇いて』13 随行記(つづき) 後の百万遍知恩寺の御法主桑田寛随上人はその当時、知恩院の法教課長の要職にあられながら常に私共在家のものの集りにも御出席下され、礼儀もわきまえぬものをも寛容の心をも…