お経を読むこと
南無阿弥陀仏とお念仏をお称(とな)えすることは、私の力ではなく、阿弥陀様のもっとも勝れた力を頼りに救われていくものですから、本来他の難しい修行は必要ありません。
しかし、そんな強力なお念仏であっても、私たちがお念仏をお称えする生活にはいらなければ活きた信仰とはなりません。
お念仏そのものには助けは必要ありませんが、私たちが阿弥陀様に全てお任せしていけるようなお念仏の生活になるためには、さまざまな助けとなるものがあります。その1つが「お経を読むこと」です。
お経は理解することによってお念仏の助けになっていくのではなく、口にだして読むことによってお念仏の心を養っていきます。もちろんお経を理解することは少しも悪くはありません。しかし、お経を理解して仏教が分かった気になるのは傲慢な心です。
人と比べるとなるほど知識はあるのかもしれませんが、阿弥陀様に比べますと、雲泥の差です。
意味が分かっても、分からなくても、お経を読めばお念仏の心が育っていきます。このお念仏の心を育てることが人生の一大事です。
法要・法事の折には、是非一緒にお経の本をお読み下さい。
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