過去を変える
過去の事は変えることができません。それで、私たちは様々な後悔をします。
たとえば、亡くなった親に、もっとああしてあげれば、こうしてあげれば良かったと後悔することもあるでしょう。
このような後悔を仏教では泥に喩(たと)えます。泥は泥のままだと、どこまでもただの泥です。しかしその泥に植物の種子がまかれ、充分な水と光がそろうと、だんだんとその植物は生長して立派な花を咲かせます。
それと同じように、私たちの後悔も、ただ後悔しただけでは後悔のまま終わってしまいます。しかし充分なお念仏と阿弥陀様の光明がそろいますと、その後悔が私たちの信仰心を芽ばえ開花させる貴重な糧(かて)へと変化するのです。
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