阿弥陀様を誉め称(たた)えること
私たちは、お互いの心が見えないことを良いことに、思ってもいないお世辞を言って相手を誉めたりします。たしかに人間関係を円滑にするためには必要な事なのかもしれません。
しかし、なんでもご存じの阿弥陀様にお世辞を言っても仕方がありません。阿弥陀様を誉め称えるということは、たとえ疑う気持ちが残っているとしても、もし本当に阿弥陀様がおられるのであれば、私もいつかこのような立派な人になりたいという思いをおこして身と心をもって日々の生活を改めていくことを表しています。
つい悪いことをしてしまった時「あぁこんな事をしていたら阿弥陀様に申し訳ない」と反省する。そして少しでも阿弥陀様に喜んでもらいたいと、できる範囲で良いことをしようと努力する。
宗教の世界では、口先だけではなく、すばらしい方に少しでも近づきたいと、日々の生活を改めていくことが「誉め称える」ということなのです。
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