『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』01

「スライドには聴衆に見えない文字を使うな」
「文字ばかりのスライドは避けよ」
「発表で説明しないことはスライドに書きこむな」
「発表のときに強調したいからといってポインターをクルクル回すと聴衆の目がまわる。ポインターはなるべく動かさないほうがよい」といった指摘も受けました。
なるほどと思ったのは、スライドの一枚ずつにわかりやすいつながりがなければならないという教えです。

『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』
by 山中 伸弥, 緑 慎也

上記の引用は、中山伸弥教授が、サンフランシスコのグラッドストーン研究所のポスドクであった時、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で開講されていたプレゼンテーションのゼミの講義を受講していたときの教えです。
パワーポイントにおける注意点ですが、プリントを配布して説明するときにも応用できそうです。
先日の大分の布教の際、プリントを配布して、お説教したのですが、私が用意したプリントは、

  • 文字ばかり
  • 発表で説明しないことを書き込んである
  • 分量が多すぎて、プリントを見たり、私を見たりで聴聞の方が大変そうだった。

という有様でした。
話す内容ばかりに気をとられてしまし、効果的でわかりやすい資料作りという視点に欠けていたように感じます。
私は、1時間の法話の際は、

  1. 1時間半ぐらいの原稿をまず書き上げる。
  2. 箇条書きに直し、要点を整理する。
  3. 1人で法話を繰り返し、自然な話し言葉になるようにする。

という手順で準備をするのですが、今回は1の「1時間半ぐらいの原稿」をもとに、プリントを作成してしまったのが原因であることに気づきました。
せっかく1時間半ぐらいの原稿を用意したのだから、1時間の法話で伝えらようにない事も、一応書いておこうと考えてしまったのです。
その結果、文字ばかりで煩雑になってしまい、失敗してしまったようです。

次回もし、プリント等を配布する際は、図などをもちいた、わかりやすい資料を目指したいと思います。

カテゴリー: 勉強, 読書

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