年頭所感

(財団法人)光明修養会理事長
       金田 隆栄

南無阿弥陀仏
あけましておめでとうございます。
 新しい年を迎え、皆様と共に如来さまの光明の中で、今年もお念仏が出きますこと、心から有り難く思っております。
 さて日本は昨年も一昨年も、経済的にも精神的にも不安定な光の見えない年でした。
弁栄聖者が御弟子の山崎弁誡上人に、
 「現在を通じて永遠の光明主義。永遠の現在主義、如来の大光明主義。もしこの光明をもって国人を照すにあらざれば、日本は闇黒の四趣界に化し去らん」
と仰せになっておられます。
 四趣界とは地獄、餓鬼、畜生、修羅の事で、如来の光明で日本を光明界にしないと増々闇黒界になると警告されているのです。
 弁栄聖者の百回忌が六年後に迫っております。その大法要を厳修する事も大切ですが、同時に聖者の百回忌までに、先ず日本を光明界にするんだと、心ある光明会会員が、各々その目的の為に努力することが、弁栄聖者報恩感謝の為にも大切ではないでしょうか。
 人間の力には限界がありますが、私たちには阿弥陀仏をはじめ諸仏諸菩薩諸天善神が護念しておるのだと信じ、積極的に行動して行きたいと思います。
 今年は巳年、今の日本を光明界に脱皮させ、その巳のような執着心を仏おもいの心に霊化して、大ミオヤなる如来様をお慕いして離れず、執持名号一心不乱に念仏し、光明会会員の意気込みを全国に見せて行こうではありませんか。
 最後になりましたが全国光友皆様と共に、この日本を光明界にするべく、各自が如来様より与えられた使命を着実に実行していくことを祈念しております。
合 掌

カテゴリー: 年頭所感, 月刊誌「ひかり」

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