基本理念

大願寺住職

1,伝統に固執せず時代に応じた教えを

南無阿弥陀仏と称(とな)えればすれば必ず救われるという法然上人のみ教えは、 変わることのない真理には違いありません。
しかし、現在は多種多様な宗教が乱立し、科学や哲学などの様々なものの見方があふれる時代です。このような中で、伝統に固執し、時代に応じた教えを展開しない宗教は、たとえその教えがどんなにすばらしいものであっても廃れてしまいます。
大願寺は法然上人から続くすばらしい浄土宗の伝統を守りつつも、いろいろなイベントを通して一人でも多くの人に阿弥陀様とご縁を持っていただき、広く他宗教・他宗派の皆様方とも交流を深めながら、あらゆる人が救われていく方法をともに考え模索し続けています。

2,大切な人を亡くされた方へ

大願寺は伝統を大切にしながらも、形だけの仏教行事(葬儀・法事等)にならないことを常に心がけています。私たちは「死」を知識としは知っていますが、本当に大切な人の死を通して実感できる「命」の尊さというものがあるのです。
大切な人を亡くすということは非常に悲しいことです。しかし死を通して「命」の尊さに目覚めていくことができれば、亡くなった方は本当に喜ばれます。
また、南無阿弥陀仏のお念仏を通して、真心に阿弥陀様をお迎えし、皆様が幸せになっていくことが、亡くなった方の真の喜びなのです。