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ひかり2013年08月号

ひかり誌2013年08月表紙

弁栄聖者 今月の御道詠 国おもい 仏をしたう 朝な夕な  日の出で入りの かたぞこいしき 仏蹟参拝 航海中『日本の光』 コンテンツ 03 光明会各会所年間行事 04 聖者の俤(おもかげ)其三十二 中井 常次郎 06 根源

カテゴリー: 「ひかり」目次, 月刊誌「ひかり」

仏力と易行ということ ─無礙光の序説として─  その3

関東支部会員 佐々木 有一 三、易行品 いよいよ「易行品」に入りますが、これが説かれる前に、安易にやすきにつけばよいというものではない、それなりの覚悟をもって承るべし、とクギをさすことから始まります。 阿惟越致地に至る者

カテゴリー: 佐々木有一氏, 月刊誌「ひかり」

根源(アルケー)に還る  その2

古代ギリシァ人たちは最初は豊かな神々の世界(神話の世界)に生きていました。いわゆる多神教と称せられる世界であります。多神教における神々の豊かさはそのまま人間の精神の豊かさに連なり、たとえばその最高主神たるゼウスの神に連な

カテゴリー: 上首法話, 月刊誌「ひかり」, 法話

弁栄聖者の俤(おもかげ)32

◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その二(授戒会の説教)〈つづき〉 ▽第四、酤酒戒 (筆記なし。) 飲酒は軽き罪なれども、酤酒、即ち酒を売りて、人に飲ましむるは罪重し。菩薩は利他を本とす。他の心を迷わすは、自ら飲んで迷う罪に

カテゴリー: 弁栄聖者の俤, 月刊誌「ひかり」

お布施のこころ(その3)

そのお電話が終わりしばらくたったある日、その夫婦から連絡があり、改めて結婚式をすることになりました。 そこで、天国のお父さんにも空から見ていただきたいということで、建物の中ではなく、きれいなお庭で行うことになりました。し

カテゴリー: 子供と一緒に, 月刊誌「ひかり」, 法話

ひかり2013年07月号

ひかり誌2013年07月号表紙

弁栄聖者 今月の御道詠 ききもせぬ 見もせぬ日より 恋しける  鹿野のそのうに 鳴く鹿の声 仏蹟参拝 鹿野苑『日本の光』 05 光明会各会所年間行事 06 聖者の俤(おもかげ)其三十一 中井 常次郎 08 根源(アルケー

カテゴリー: 「ひかり」目次, 月刊誌「ひかり」

根源(アルケー)に還る  その1

今回は1「根源に還る」のテーマでお話させていただきます。ここで根源とは万物の根源のことですが、また、同時に何よりも私自身にとっての根源でもあります。すなわち、私自身がそこから生まれ出た根源であります。 そのことを最初に問

カテゴリー: 上首法話, 月刊誌「ひかり」, 法話

仏力と易行ということ ─無礙光の序説として─  その2

関東支部会員 佐々木 有一 二、菩薩の難行 龍樹がまず何よりも重視するのは菩薩の道を歩むということであります。声聞や縁覚も煩悩をはなれた聖者でありますが、龍樹は彼らは生死の海をみずから渡るだけであり、大事なことは他者をも

カテゴリー: 佐々木有一氏, 月刊誌「ひかり」

弁栄聖者の俤(おもかげ)31

◇〈弁栄聖者ご法話〉聞き書き その二(授戒会の説教)〈つづき〉 ▽第一、快意殺生戒 かわい〈可愛い〉とかわいそうとはちがう。鶏は子を愛するが、病める子を哀れむ事を知らぬ。然るに、人間にはかわいそうという心がある。殺生を重

カテゴリー: 弁栄聖者の俤, 月刊誌「ひかり」

お布施のこころ(その2)

「一ヶ月後に結婚式を挙げたいんです。」 結婚式の計画をたてることをお仕事としている有賀明美さんのもとに、新婦になる女性からそんな電話がありました。普通であれば、一年前や半年前くらいに予約して、ゆっくり時間をかけて計画する

カテゴリー: 子供と一緒に, 月刊誌「ひかり」, 法話